警察庁は13日、今月27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬にむけ、関係の幹部らによる会議を開いた。露木康浩長官は冒頭の訓示で、国内外の要人の警護の徹底などを指示した。
警察庁は、国葬の閣議決定をうけ7月22日に各局長、部長らをメンバーとする「国葬儀警備対策推進室」を設置し、警護のあり方などを検討してきた。この日の推進室会議には、警察庁の警備局などの幹部と、警護警備を担う警視庁の部長ら計約30人が出席。警護警備をめぐる情勢の認識を共有し、警護のやり方について意思統一を図ったという。
露木長官は、過激派や、組織に属さず単独で行動する「ローンウルフ(一匹おおかみ)」による違法行為が懸念されると指摘。安倍氏への銃撃事件の教訓をふまえて取りまとめた警護の新たな仕組みに基づき、「全国警察の総力を挙げ、対策を講じていかなければならない」と述べた。
その上で、危険度の評価をふ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル